一般デイには通えず…でも「一人は寂しい」

一人暮らしの90代男性。
ホームヘルパーの方が週6回通って、ご本人の身の回りのお世話をしていました。
一般のデイサービスの利用を試みたこともあったそうですが
急にキャンセルすることが多く、通うことができませんでした。
日中ご自宅でお一人のときに、度々予約をせずに病院へ行って
かかりつけ医から怒られてしまったり、
ご本人が「一人は寂しい」とおっしゃっていることから、
ケアマネジャーがふるさとを紹介し、ご利用いただくことになりました。

初回から乗り気

送迎時はヘルパーの方が出かける用意をして送り出してくれました。
初回のお連れ出しの際、スタッフが「一緒に行きましょう」とお声かけすると
嫌がられることなく、すんなりと応じてくださいました。
「こんなに乗り気な日は珍しい」とヘルパーの方がびっくりされるほど
ご機嫌なご様子でした。
施設到着後は、時折「帰りたい」とおっしゃるものの、
レクリエーションや体操などにも積極的に参加され
一日ふるさとで過ごしていただくことができました。

半年ぶりの入浴でもスムーズに入れた

施設の雰囲気に慣れていただけるまでは難しいだろうと想定していた入浴も、
初回のご利用からスムーズにご誘導することができました。
半年ぶりの入浴とのことで、お体と髪を念入りに洗わせていただきました。
入浴後は「さっぱりした！」とご本人も満足そうで、笑顔もみられました。
ケアマネジャーへの初回利用のご報告を、その日のご本人の写真とともにお届けしたところ
「こんな笑顔が見られるなんて奇跡だ」と大変驚かれました。

外に出たくない日も通ってくださる

その後もあまり拒否されることなく通所してくださっています。
時々、ご気分やお体の調子などから億劫に感じていらっしゃるような日もありますが
「皆さんがこんなに色々してくれるんだから行かないとな」とおっしゃって、
送迎車に乗ってくださいます。
施設に到着すれば、昼食もきれいに全て召し上がってくださり
お風呂にも入って気持ち良さそうにしてくださるので
スタッフ一同嬉しく思っております。

認知症対応型通所介護施設　デイサービスふるさと　川崎市内