‐介護について‐
変わりゆく介護の現状とふるさとの想い

日本における介護の現状はどのように変化しているのでしょうか。支援が求められる場面が増え、認知症の発症率も現在世界的に増加傾向にあります。

ここでは日本の介護の現状と、私たちが目指す姿についてご紹介します。

日本における介護の現状

資料: 平均寿命については、2010年につき厚生労働省政策統括官(統計・情報政策、労働関係担当)「完全生命表」、他の年につき同「簡易生命表」、健康寿命については、同「簡易生命表」、同「人口動態統計」、同「国民生活基礎調査」、総務省統計局「人口推移」より厚生労働省健康局建康課において作成

図表2-1-1 平均寿命と健康寿命の推移(厚生労働省)

(https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/21/backdata/01-02-01-01.html)を加工して作成

平均寿命と健康寿命の推移から見る介護期間

日本は世界の中で最も少子高齢化が進む国のひとつと言われております。

寿命は延び続け、現在では人生100年時代と言われています。

しかし一方で自立した生活を送れる健康寿命は男性で72.68歳、女性で75.38歳といずれも平均寿命と比べ8〜9年間は介護を必要とする期間があることが分かります。

要介護者の推移

近年ではこの健康寿命という言葉が広く知られるようになり、健康を意識して日頃から運動や食事改善などに取り組む方が増えている一方、要介護認定者も増加しています。

これまでの22年間の対象者、利用者の増加

介護分野の最近の動向について(厚生労働省)

(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33174.html)を加工して作成

この急激な増加率は日本が直面している老老介護、認認介護という深刻な問題を引き起こしています。

原因として考えられるのは平均寿命の延長によって、高齢の親を高齢の子が介護をする状況を生んだこと、そして核家族化により夫婦二人での生活や一人暮らしの高齢者が増えたことなどが挙げられます。

一方で介護サービスを利用する割合も増えており、高齢者の介護に無くてはならないものとして定着、発展しております。

認知症について

日本における認知症患者の現状

日本の認知症患者数は増加しています。厚生労働省のデータによると、2012年時点で約462万人が認知症を患っていると推定されています。2025年には認知症患者数が700万人を超えると予測されており、これは65歳以上の人口の約20%に相当するとみられています。

認知症の人の将来推移について

介護分野の最近の動向について(厚生労働省)

( https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33174.html)を加工して作成

この増加傾向は世界的なトレンドでもあり、WHOの発表では世界の認知症有病数は2023年におよそ5,500万人とみられています。また、2030年までに6,570万人、2050年までには1億1,540万人に増加すると予測されています。このように、高齢化社会の進展に伴い認知症は多くの方が直面するものとなっています。

ふるさとの想い

このように、日本における認知症患者数の増加は深刻な問題として浮上しています。

ご家族や身の回りの大切な人が認知症を発症するリスクや介護を必要とする可能性は非常に高く、多くの人が不安を抱えているのが現状です。

わたしたちふるさとは、長年にわたって培ってきた介護や認知症に関する豊富なノウハウと経験を基に、認知症や要介護の方が増加傾向にある日本社会に対して積極的に貢献し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に寄与します。

ふるさとのMission
認知症ケアのプロフェッショナルとして、
誰もが安心して過ごせる居場所をデザインする。

地域社会に密着し、川崎や横浜での信頼と実績を基に、
認知症ケアのプロフェッショナルとしての役割をより一層果たしていきたい。

社員一人ひとりがプロフェッショナルとして、専門知識や経験を活かし、
ご利用者様の個性を尊重しながら、笑顔と幸福に満ちた日々を提供します。

私たちは、認知症に関わる人が安心して過ごせる居場所、「ふるさと」を創造し続けています。

ふるさとのVision
「第三の人生」に、笑顔とやすらぎを。

第一の人生は社会人としての役割を果たし、第二の人生は退職後の自由な時間を楽しみ、そして第三の人生は、高齢期における新たなステージであり、認知症や要介護の状態になっても、自分らしさを失わずに豊かに楽しく生きることを目指していきたい。

ふるさとは、この第三の人生に焦点を当て、
ご利用者様一人ひとりが笑顔で安心して過ごせる社会の実現を目指しています。

私たちの提供するケアとサポートを通じて、ご利用者様が自分らしい生活を楽しみ、
やすらぎを感じられる場所を作り出すことに全力を尽くします。